なにも問題はなかった。生きる為に必要なものは揃っている。
なにも問題はなかった。絶望はない。けれど希望もない。
誰かが、願った。
誰かが、想った。
助けてください、助けてください――と誰に求めていいかもわからず救いを求めた。
誰かが求めたわけじゃない。
誰かがそれを望んだわけじゃない。
けれど、その“願い”は生まれた。
無意識だから求めず望まない。
それ故、天にも届かず、神にも伝わらない。
陽の光もなく、潤す水もなく、大地に張る根もない。
永遠と続く灰色の世界。
生まれた“願い”はただ生まれて、実ることなく消えていった。
そして時が過ぎ、新しい種が生まれていく――
|
<--ここから-->
| |
 |
『水衛（みずい） ハル』
本作の主人公。
実家から遠い学校に通っているため、姉の買ったマンションに一人暮らしをしている。
頭も良く人望も厚い姉に羨望を抱き、自分も誰かに認めてもらえるような『特別な存在』に憧れを抱いている。
高校三年生であり高校生活も残り半年なのだが、いまだに進路が決まっておらず、自分が将来何をしたいのかわからない。
同じクラスの南雲理緒の事が好きなのだが、想いを伝える勇気がなく良い友人としての間柄を保っている。
幼馴染の保阪敦とは小学校からの腐れ縁。
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『ユメリ』
何もかも全てを巻き込んで“願った”ことを叶える至高能力を持つ少女。但し、能力を操作することはできず、それを使い自身を守ることもできない。
自己主張をせず、動く必要がなければ長時間じっとしている。
リンゴジュースと動物番組が大好きな４才児。
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『クラリス』
とある目的の為にハルに近づき、クラリスとの出会いが物語の始まりとなる。
『夢』を叶えさせたい人間に憑き、人間が持ち得ない『力』を与え夢を叶えさせる。
与えられた能力は任意に操作でき、執行に伴うペナルティは必ずその人間の“大切な者”を犠牲にしなければならない。
本編ではあまり描写されないが、お茶系、特に玉露が好き。
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『ヴィオラ』
10年前に千種に憑き、以後ずっと彼女を守り続けている。千種の“願い”を叶えるため、時に各地を飛び回り不可思議な情報を集めてくることもある。
性格が好戦的であり非道徳は好まないが、喧嘩を売られれば二度と刃向かわないようとことん相手を痛めつける。
ビール大好き。なんちゃって関西弁。
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『アスハ』
ハルと同じ高校に通う１年生。素直で明るく、色んな意味でピュア。
家庭的で料理大好き。敦にベタ惚れだがハルとは面識がない。中学からの親友二人に、敦に告白しろと迫られ頑張ってみる。
誰よりも普通を望んでいる、一見普通の女の子だが……
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『楼園 千種』
幼い頃に母親が父親を刺殺し、母親も自殺した。その現場に居合わせた千種は、両親の背後で笑う少女を見て、少女が事の原因だと確信する。当時8歳。
霊力の強い幼少期に両親を操って殺した犯人の影響を受け、以後強い霊力を持ち続け、ヴィオラの力添えで更に力を強めた。
親縁関係がほとんどない千種は孤独の身となる。しかしすぐにヴィオラと出会い、両親を殺した『あいつ』を探しながらヴィオラと10年間2人ですごしてきた。
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『保坂 敦』
ハルとは小学校からの幼馴染。音楽でメジャーデビューする夢を持っており、バンドのボーカルを任されている。
見た目と人柄から女子に大人気。2000人のマンモス校にも関わらず、校内で敦を知らない者がいないほど。バンド活動に集中したいため、一切彼女を作ろうとしない。
|
<--ここまで--> <--ここから-->
| |
 |
『南雲 理緒』
小学生の頃からアイドルになることを目標にしているハルのクラスメイトで、ハルが秘かに恋心を寄せている女子。
明るく活発だが、オーディションに落ち続け苦戦している。
|
<--ここまで-->
|
推奨環境
|
|
OS
|
WindowsXP/Vista
|
|
グラフィック
|
640x480でフルカラー表示可能な環境 |
|
メモリ
|
128MB以上推奨 |
|
ハードディスク
|
400MB以上の空き容量 |
|
CD-ROMドライブ
|
必須 |
|
サウンド
|
DirectSound に対応したサウンドカード |
| |
|
DirectX
|
8.0a 以降 |
上記の条件を満たしていても、全てのPCに動作を保障するものではありません。
|
Return
|